透視図法 パースの考察 第四回

こんにちは。前回まで三度にわたりパースの技法について書いてきました。今回ももう少し書いておこうと思います。

今回はなんと言えばいいのか、一言で言うと坂道の書き方でしょうか?まずは写真を見てください。
透視図法 パース

これから、ずっと続く道を描くと思って読んで頂ければと思います。まず、一点透視図法の設定でアイレベルとv1を決めます。次にa1a2という道の始まりを描きますね。それからa1、a2からv1に向かって2本の線を引きます。これで長ーい真っ直ぐな一本道が描けました。君の心へ続く 長い一本道はいつも僕を 勇気づけた・・・ という素敵な歌があったような、財津和夫さんが歌っていたような・・・

ここまではいままでの知識で描けます。この道を途中から坂道にしていこうと思います。坂道には登り坂と降り坂がありますが、まずはこちらから見て登り坂を描いていくと、とりあえずフラットな道と坂道の変わり目のb1b2を決めます。その次にv1からアイレベルに対して、垂直線を引きそのライン上にv2を決め、そこからb1、b2に向けて線を引くと登り坂が出来上がります。v2をより上に決めるとさらに急な登り坂になり、v2をもっとv1側に決めると緩やかな登り坂になりますね。これらを逆さまにして、アイレベルより下のv1の垂直線上にv3を決めて描いていくとこちらから見て降り坂が描けるという理屈です。頭がこんがらないよう読んで頂ければと思いますが、ここまではv1に向かっていく道が途中から登り坂や降り坂になったと言うことです。

仮にb1b2から曲がり道に変わったとしたら、こちらも簡単です。今度はアイレベルの上にヴァニシングポイントを決めましょう。v1より左に決めるとこちらから見て左に曲がった道、v1より右に決めるとこちらから見て右に曲がった道、v1に近いほど緩やかなカーブ、遠くなるほど急なカーブということになりますね。このあたりが一通り理解出来れば六角形や八角形と言った多角形も表現できるようになります。

それでは今回はこのあたりで。

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