テクニック まとめ 第一回
こんにちは。今日はいつものように作家さんを紹介するのではなく、今まで作品を描いてきて、学んだことをまとめておこうかと思います。前回で10番目のお題を終えて少ないながらもきりがいいので、実践で学んだことを整理しておこうと思ったからです。そうすることで何かしらの発見もあるかもしれませんし、という事でいくつか項目を上げてまとめていきます。
・色の再現、混色
・影、陰の色 照り返しの影響
・ハイライトの塗り方
・写り込み・光沢の塗り方
以上4つ自分なりに学んだことをまとめていきますねー。
・色の再現、混色
まずはこのいかに写真と同じ色を再現できるかという事に対して、管理人は24色の色鉛筆でチャレンジしているわけですが、毎回これは思ったようにいかないことが多いわけでして、経験不足なのか、センスがないのか・・・。特に陰になってる部分が少し青みがかったり、黒以外の色が感じれる部分だったりするとその色を再現しようとするともっと濁った色になっちゃうんですね。これがもどかしいとこなんですが、きっともっときれいな色が出来るはずなんですよ。でもここで考えてても結果は出ませんから、四の五の言わず手を動かしてテストしてみます。
混色
紙は画用紙、右にかけてだんだん濃い色を使ってます。それぞれの左上の黄色(PC916)はどれも同じです。左から(PC916)、(PC929)、(PC919)、真ん中は(PC916)、(PC922)、(PC903)、右は(PC916)、(PC924)、(PC933)、それぞれの円は3センチほどの大きさです。それぞれ黄色を縦に赤を縦に青を縦に塗り、黄色を横に赤を横に青を横に塗り、今度は斜めに色鉛筆を変えながらクロスハッチングで塗ってます。当たり前で申し訳ないのですが黄色と赤はオレンジ、赤と青は紫、青と黄色は緑というのが混色の前提です。・・・で管理人がこのテストの結果を眺めて気付いたことは、、、おそらく管理人は濃い色を使いすぎて色が混ざったときに、黒っぽい色になっているのだと思われます。例えば、左の薄い色の混色の黄色と青の部分、これは黄緑に見えますが、右の濃い色の黄色と青の混色だと緑というより黒っぽくなってます。管理人は写真を見てその色を再現しようとそれに近い色の色鉛筆を選んで塗っている傾向があるんですね。元から塗られてる色、その後塗る色鉛筆の色が重なるのですからそれをある程度計算しておくべきなんですね。当たり前と言えばそれまでですが、作品を塗っているときはなかなか気付きにくいものですね。
まとめると混色するときは目標とする色より、明るめの色を選んで混ぜていく。調子を見ながら塗り重ねていくのがいいかと思います。
あとは実践で経験を積んできます。
・影、陰の色 照り返しの影響
反射
それでは2つ目の項目。これは写真をよく見ていくと気付くのですが、影は黒一色ではないんですね。小学生の頃の図工のお絵描きなんかは空は青、影は黒なんて感じで思い込んで色を塗ってましたが・・・よく観察すると影は近くの物体の色が入ってますね。3回目のお題のイチゴなんかはいい例なんですが白い台の上のイチゴがあって、白い台にイチゴの影が落ちてます。影には少し赤が混じってます。そしてイチゴ自体の陰の部分も白い台の影響で少し明るくなってます。同じ現象として、証明写真なんかをカメラ屋さんで取ってもらうとき白い板なんかをひざのあたりに置くんですが、その白い板からの反射した光が当たって顔が明るくきれいに撮影できるという具合です。芸能人さんなんかが撮影のときに下からライトを当ててるのも同じですかね。光は反射してて反射したものの影響を次に反射した物体に及ぼすという事なんでしょうね。イチゴは白い台の影響で白く明るく。白い台はイチゴの影響で赤くなったんですね。また野外なんかで撮影してる写真を見ると影も青みがかってることがあるように見えます。これはおそらく空の色の影響でしょうか。なんにしても影は黒いもの、陰は黒くなっていくと思い込まずよく観察することが重要ですね。
さて今回はこのあたりで。次回は残った2項目をまとめていきたいと思います。
それでは。