キウイフルーツ 毛並みの塗り方の考察 第三回
こんにちは。今日も張り切ってLet’s色鉛筆!前々回からのお題のキウイフルーツを塗っていきますよー。前回はキウイフルーツの断面を塗るところまで進んでましたので今回は表面の皮の部分を塗っていきましょう。まずは断面が見えているキウイフルーツの皮から塗っていきますね。皮の部分を写真で観察すると産毛があります。こちらは下描きの時に描いた溝で塗り残すとして茶色というか黄色というか微妙な色の点々があります。これを数を数えてそのままコピーするのは困難なのでいかにそれらしく表現するか?また左のキウイフルーツは正面から見ていますが、右のキウイフルーツは皮の部分は角度の薄い状態で見ているので点々の見え方も微妙に違ってきます・・・まあ、御託を並べず塗っていってみます。
全体的に緑と茶色を感じますから下地に緑(PC911)を塗っていきます。
キウイフルーツ016
面積も広いのでクロスハッチングで塗っていきます。
茶色(PC946)で塗り重ねて白(PC938)で馴染ませていきます。
キウイフルーツ017
わかりにくいですが右上の方に産毛の溝を作っていたので、産毛の部分が浮かび上がってきました。
濃いオレンジ(PC1033)と黒(PC935)で表面のぽつぽつを表現していきます。
キウイフルーツ018
うーん、いまいち思った表現にはならないものです。
と、ここで最近、本屋で色鉛筆の本の見たことを思い出し試してみることにします。たしか、以前に紹介した、林 亮太氏の本だったと思いますが、ハイライトをデザインカッターで色を削って表現されてました。紙を切って白い部分を出すのではなく薄く色鉛筆の粉を削って白い部分を出してるようで、紙は傷つけてないようです。思い付きですが失敗を恐れずやってみることにします・・・がデザインカッターが見当たりません・・・出てきたのは普通のカッターナイフどころか作業用のカッター・・・まあ、これでやってみることにします。とは言うもののそのまま刃先を付けると思いっきり紙を削ってしまいそうだったので刃の切る部分ではなく斜めになってる部分を紙にあてこするようにして色の粉を落としてみました。
キウイフルーツ019
・・・まあ、思った表現にはなってませんが、白い部分が出来たことによって、変化が出てきました。この手法はこれでほかの部分に使えて、また表現の幅が広がりそうですね。
という事で今日はここまで。またまたひとつの手法が見つかり嬉しかったですね。まあ、本に描いてあったことをそのまままねてみただけですが、いろいろな場面で使えそうな気がします。
残すは左のキウイフルーツを残すのみ。次回は完成を目指して塗っていきますね。
それでは。