桃 塗り方の考察 第二回
こんにちは。今日も張り切ってレッツ色鉛筆!さあ前回からの引き続きのお題の桃です。ピーチです。スーパーマリオのピーチ姫はキノコ王国のお姫?なんで桃なのにキノコの国のお姫様なのか?誰か管理人にこの謎の答えを教えてください。
前回は千数本で終わった下描きでしたが、桃の表面の産毛の表現これをいかに解決するか?で大いに悩みました。結果、管理人の思い付きでケント紙に溝を作って産毛を塗り残す案を採用。上手くいくかはやってみてから。それでは塗っていきましょう。
まずは、白(PC938)をざっと下地に塗っておきます。
桃006
写真を撮る前にフライング気味に黄色(PC916)も塗ってます。
いつぞやに、本屋で色鉛筆の本を読んだ際に、リンゴが塗られていて、先に黄色を塗ってその後赤を塗っていたのを思い出し、リンゴと桃は違いますが、似たような色なので、本のあいまいな記憶に従って黄色を塗っていきます。
桃007
今度は黄色の部分で緑を感じるあたりに薄緑(PC910)を少し塗っていきます。
桃008
伝わりにくいですが塗ってます。
いよいよピンク(PC929)を塗っていきます。桃色ってまさに桃の色ですね。
桃009
今までと同じ色鉛筆で色を重ねていきます。
桃010
わかりにくいですが、周りの色が濃くなるにつれ、徐々に産毛の溝が浮き上がってきました。
桃色が濃い部分を朱色(PC922)で塗っていきます。
桃011
まだまだ、色鉛筆の線が目立つので馴染ませないといけませんね。
色を馴染ませながら、濃い部分を赤茶(PC1031)で塗っていきます。
桃012
少し立体感が出てきたでしょうか。
よく見ると小さなピンクの点々がありますから、ピンク(PC929)で点を描いていきます。
桃013
このあたりまで色を重ねると産毛の溝がだいぶ見えてきます。
桃014
アップで見るとわかるでしょうか?もう少し産毛の溝を作るとき筆圧を強くしていればはっきり表現できていたかもしれません。
影を黒(PC935)で入れていきます。照明が2つあるのでしょうか、影が重なって見えます。濃い影と左右の薄い影の境目もよく見て塗りましょう。
桃015
これで完成です。
スキャンしました。
桃016
感想
今回は最近のお題の中ではかけた時間もだいぶ短い作品となりました。写真とケント紙をじっと見て細かく描いていくというより桃らしくを意識して、ざっと塗ってみました。かけた時間が短いからか、出来も十分納得とまでは言えませんでしたが、大きな発見がありました。桃の表面の産毛をどう表現するかで悩んだ結果、溝を作っておいて塗り残すという、新しい手法を発見できました。見ている方からすると、子供のころに10円玉をこすってやってたので知ってますーという感じかもしれませんが、管理人にとっては手を動かしてやってみて、今回は思ったほど産毛がくっきり見えずいまいちという結果なものの、今後慣れていけば使っていける方法なので表現の幅が広がってとてもうれしたのし大好き!でありました。瓢箪から駒、棚から牡丹餅、塞翁が馬でした。
それではまた。次回お会いしましょう。