色鉛筆で昔話の絵本 文福茶釜のイラスト
こんにちは!色鉛筆初心者のための色鉛筆イラスト講座!しばらくポケモンのキャラクターを描いていましたが、今回は昔話の登場人物を描いていこうと思います。という事で今回のお題は、、、、、、文福茶釜です。パチパチパチパチパチパチパチパチ!
ブンブクチャガマと読みます。分福茶釜とも書くそうです。人ではないので登場人物ではありませんが物語の主役ですね。どんなお話だったっけという場合はググればすぐでてきますが胴体が茶釜の狸です。それでは下書きです。
何故文福茶釜かと言いますと、一枚の写真を模写するのではなくいろんな資料を見て、組み合わせて絵を完成させる練習にちょうど良いかなと思ったからです。ちなみに文福茶釜がとっくりや提灯、扇子、傘を持っていたかはわかりませんが管理人が想像して賑やかにしたものです。
下書きが出来たら鉛筆カーボン紙でケント紙にトレースします。資料を見ればかたちはそれっぽくなっていきそうですが、パーツを組み合わせていくうちに少し見る角度が変わるだけでもなかなか大変です。光周りを考えて色味をそれらしくするのはさらに大変です、、、と御託を並べる前に塗っていきましょう。
提灯は絵の中でひとつの光源になっています。昼間の提灯なので太陽の光が圧倒的に強いですが、提灯の周りの物は影響がでてくると思われます。提灯の枠は光源から考えると逆光なので黒く陰になりますね。
茶釜のとってに巻きついたツタ?藤の花?をふちだけ先に塗っておきます。こうしておけば前後関係がわかりやすくなって塗り間違えずにすみます。ツタは巻き付けるといろいろなものがつるせるのとなんとなくファンタジーな感じがでるかなと思い描きました。
とっくりは信楽狸が持っているので描いてみました。黒と灰色の色鉛筆をメインに使って塗りますが、とっくりの凸凹を意識して塗り分けます。
提灯側は陰になりますが提灯の光の影響も受けるので黄色の色鉛筆で重ね塗りします。
傘の骨組みは定規を使って丁寧に塗りますがなかなか骨が折れる作業です。気長に丁寧に塗りましょう。傘の内側にどう光が当たるか考えて濃淡を塗っていきます。
藤の花はピンクと紫色の色鉛筆をメインで塗っていきましょう。
扇子は面によって光のあたり具合が変わってるのがわかるよう塗り分けておきます。
茶釜は茶色の色鉛筆メインで塗っていきますがこちらもなかなか大変です。凹凸をのんびり塗っていきましょう。
茶釜とも下半分は灰色と黒色の色鉛筆メインで塗っていきます。提灯の近くは黄色で塗り重ねていきます。
ふちだけ塗っていたツタも塗っていきます。葉っぱの陰の部分は青系で塗っておき全体を黄色で塗っていくと青と黄色の重なった部分は青味を感じる陰になってそれっぽくなります。
いよいよタヌキを塗っていきます。毛並みをいっぽんいっぽん塗っていきます。管理人はいつもカリスマカラーという色鉛筆を使っていますが、今回は三菱のユニという色鉛筆も合わせて使っています。カリスマカラーは発色が良くお気に入りの色鉛筆ですが、三菱のユニは芯が硬いので細い線が描きやすいかと思い毛並みの表現に使ってみました。細かい部分を描くには便利ですね。
足と影を描いて完成です。
スマホで色調整してみました。
感想
前回のポケモンもそうですが、一枚の写真の模写ではなくいろんな資料を見ながら違和感なく組み合わせ1枚の絵として完成させるのは大変です。どうしてもリアリティが下がってしまいますね。まだまだ資料の観察が足りないのでしょうか?気長にいろいろ試しながら描いていきましょう。
それでは!