色鉛筆で昔話の絵本 花咲かじいさんのイラスト
こんにちは!色鉛筆初心者のための色鉛筆イラスト講座!昔話の登場人物を描くという事で前回の虎の威を借る狐は背景を描く事を課題にして描きましたが、今回も背景は描いていこうと思います。それでは今回のお題は、、、、、、花咲かじいさんです。パチパチパチパチパチパチパチパチ!
かの有名な花咲かじいさんですが、管理人の記憶では、灰をまいて枯れ木に花が咲いた事は覚えているもののそれがなんの灰だったか曖昧です。さっそくグーグル先生にお聞きすると飼い犬のここほれワンワンからはじまりーのお墓から木が生えてきーの木を臼にしーの臼を燃やされーのその灰をまきーの花が咲きーのめでたしめでたしと言うお話です。
それでは下書きを書いていこうと思いますが、どのシーンを書こうか考えた挙句、一枚の絵に全部描いてみようと思い描いてみました。
犬が木になり、臼になり、灰になり、花を咲かせるこれを円のように配置してみました。スケール感やアングルに無理がありますが強引に配置してみました。
下書きを鉛筆カーボン紙でケント紙にトレースして色鉛筆で塗っていきます。
背景は田植えをした田んぼが周りにある道、おじいさんたちの家の近くを想像していますがこちらも犬達とのアングルに無理はありますからコラージュ的にとらえて描いていきましょう。
田んぼの水はあまり水色を強くせず、黒や白い部分があった方がそれっぽく見えると思います。初心者は空や水は青色という固定概念がありますが、写真など見ると意外とグレーだったり白や黒とコントラストが強かったりです。湖や海は空が反射して青いのですが、空が曇っていたり、田んぼは海より浅かったり、見る角度だったり要素はいろいろあり青く見える部分は少なく思いますのでむしろ、田んぼの泥の色の色鉛筆を使った方がそれっぽく描けることもあるかもしれません。
犬のお墓から生えた木ですが、前回描いた森同様なかなか難しいです。今回は葉っぱを一枚いちまい描いてみました。
緑系の色鉛筆を数本使って時間もかけてはいますが、なかなか納得のいく出来にはなりません。
臼は茶色系の色鉛筆で少し年輪の模様が見えるように塗っておきます。
花咲かじいさんが咲かせた花はなんなのか?梅?桜?ここでは桜の花にしておきます。桜も種類によりますが道端で見かける桜は以外と白っぽい色ですが、少しピンク色を強調して塗っておきます。
犬は柴犬をイメージして描いていますが、毛並みは色鉛筆を細く削って描きたいので硬い芯が使いやすいです。管理人は最近、三菱鉛筆のuniという色鉛筆を使って、毛並みだったり、細かい部分だったりを塗っています。カリスマカラーの色鉛筆と併用していますが重ね塗りしても特に問題もなく、カリスマカラーがメインなのでuniは12色で十分事たりています。
背景の色を濃く塗っていきます。田んぼは風が吹かなければ波立たないので、山なども移りこみますね。
臼が燃やされた灰を灰色の色鉛筆で塗るというか点を描いていきますが、なんだか虫の集まりっぽくなりました。これで完成です。
スマホでトリミングして色調整してみました。
感想
木の葉っぱ、田んぼの水、山などなかなか納得出来ない仕上がりの部分が多かったのと、ストーリーを一枚の絵にまとめようとしたので難しい構成になりました。よく出来たとは言いがたい作品ではありますが、失敗から学ぶ事もあると信じてチャレンジは続けていきたいと思います。
それでは!