色鉛筆で昔話の絵本 鶴の恩返しのイラスト

こんにちは!色鉛筆初心者のための色鉛筆イラスト講座!前回は昔話の登場人物を描くという事で文福茶釜を描きましたので昔話シリーズで今回のお題は、、、、、、鶴の恩返しです。パチパチパチパチパチパチパチパチ!

それでは下書きです。鶴がはたおりをしているシーンもいいですが、鶴そのものの動きがあるシーンが描いてみたかったので翼をひろげたポーズにしました。見るなと言ったのに見やがったな!コンチキショウめ!と怒っている鶴ではありませんが、鶴だけ描いても昔話のストーリーとつながらないので反物とはたおりの糸を通すやつ?も加えて松も入れてみました。

色鉛筆 鶴の恩返し 昔話 イラスト 色鉛筆 鶴の恩返し 昔話 イラスト

鉛筆カーボン紙でケント紙にトレースします。

色鉛筆で塗っていきますが背景から塗っていきましょう。手前と奥の縁を塗るとき奥が塗り終わっているほうが楽かと思いますので一番奥の松から塗っていきます。

松の木の枝や幹は茶色というより灰色?の木の皮の色です。木の皮の模様を茶色の色鉛筆で描いて塗っていきます。
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松の葉は緑色の色鉛筆で一本いっぽん線を書くように塗っていきます。奥の葉に濃い目の緑色を使って奥行きも意識しておきます。

何故、鶴は見られたくないのに若者が家にいる時にはたおりをしていたのでしょう?若者が出かけている間だけ織っていれば良かったのに。浦島太郎の乙姫も開けてはいけない玉手箱を渡さなくていいのに、、、日本の昔話は謎が多いですね。

反物はそれっぽく花柄にしておきましょう。形や向きに合わせて色の濃淡をつけて立体感を出します。山は明るく谷は濃く暗くという感じです。
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背景におおよそ色がついたので鶴本体を塗っていきます。まず、下書きの羽のラインをなぞって縁取りしますが、白もしくは灰色で描いてもなんだか寂しいと思い、明るい部分を黄色、暗い部分を青の色鉛筆で塗ってみるようにしました。
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本当の鶴も泥や汚れで真っ白ではないと思いますが今回は背景に負けないように色味が欲しかったのでわかりやすく色を入れてみました。

頭、目、クチバシ等を塗っていきます。タンチョウツルの頭は何故、赤いのでしょうか?実は赤い羽ではなく、皮下血管内の血液が透けて見えるので赤いそうです。ネットで調べて驚きました。実はハゲていたんですね。もともと羽が生えていてハゲるのは大人の証だそうです。人間世界でも日本ではそういうイメージはありませんが海外でも大人の証というイメージの国もあると聞いた事があります。でも血管見えて真っ赤なハゲは怖いかも。
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足と影を塗って完成です。

スマホで色調整してみました。
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感想
鶴を描いてみましたが、今まで動物の毛並みは塗ったことがありましたが羽を塗るのは初めてだったかと思います。もっと細かく塗ればリアルになったでしょうか?でも黄色や青の色味を加えることでちょっと違ったイメージで描けました。なかなか難しいですがリアルさとイラストの演出も持ち合わせた、写真と違う表現が出来ればもっと楽しいイラストが描けると思います。
それでは!

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