色鉛筆で赤ずきんのその後イラスト メイキング
こんにちは。今回も始まりました。色鉛筆初心者のための色鉛筆イラスト講座!今回のお題ですが今までに三びきの子ぶたや桃太郎のその後を想像して描いて来ましたが今回は赤ずきんのその後を描いていこうと思います。パチパチパチパチパチパチパチパチ!!
赤ずきんの物語は知らない人はいないとは思いますが、おおかみをやっつけたその後はどうなってしまうのか?管理人の妄想が暴走するかと思いますが、作品完成までしばらくお付き合いいただければと思います。今回は基本的には参考の写真を模写する感じで塗っていきますのでまずは、鉛筆カーボン紙でトレースしていきます。
赤ずきんのその後001
赤ずきんはおばあさんも赤ずきんもおおかみに食べられて終わりというストーリーと食べられた後に猟師に助けられるというストーリーがあります。お母さんにみちくさせずにお使いに行くように言われたにもかかわらず、おおかみの甘い言葉にだまされて酷い目あってしまう赤ずきん。世間の甘いささやきには気を付けましょうというのが物語の教訓になるのかと思います。それにしてもみちくさしただけで死んでいたらたまったものではありません。おばあさんさんに関して言えばまったくのとばっちりです。さあ、赤ずきんはそんな教訓を生かして成長していくのでしょうか?
下書きが薄いので影で濃くなりそうな部分を黒の色鉛筆でなぞって形をわかりやすくしました。
赤ずきんのその後002
赤と黒の服にしようかと思いますので、シワの濃い部分を塗っていきます。
赤ずきんのその後003
明るい部分は黄色、オレンジ色あたりの色鉛筆を明るい赤と混ぜながら塗っていきます。
赤ずきんのその後004
濃い色の部分は茶色と濃い赤色の色鉛筆を混ぜながら塗っていきます。
赤ずきんのその後005
赤ずきんのその後006
年ごろの女の子に成長した赤ずきん。あの事件からなにか教訓を得て成長したのでしょうか?赤ずきんが学んだことは、世間なんてチョロいということでした。怖いおおかみがきたって猟師がいれば助けてもらえる。困ったことがあっても、自分で出来なくても誰かに助けてもらえばなんとかなると思いこんだ赤ずきん。さらに言えば可愛いければなにをやっても許される。要は世の中は見た目!そんな思考で育った赤ずきんはキャバ嬢になるのでした。
服の黒い色の部分はまずは黒の色鉛筆だけで塗っていきます。黒の色鉛筆だけでも、白から真っ黒まで書き分けることは可能ですからまずは黒の色鉛筆一本で頑張っていきます。
赤ずきんのその後007
黒の色鉛筆一本でグラデーションを作る際には、濃い部分を力を込めて塗るのではなく、線を何本も重ねて塗るようにしましょう。明るい部分は線の数が少なくて濃い部分が多いという考え方で塗ると良いと思います。
色鉛筆を持って紙との角度なんかも気にかけるといいかと思います。濃く塗る時は紙に対して色鉛筆を立て気味にしましょう。
かわいいヒラヒラの部分は薄い生地なので下の服や肌の色が透けて見えますから、赤や肌の色を塗って黒を薄く塗っていきます。
赤ずきんのその後008
ねえねえ、社長さんの車はどおしてこんなに高級な車なの?
それは赤ずきんを迎えに行くためさ。
ねえねえ、社長さんのお財布はどおしてこんなに分厚くてカードがいっぱいはいってるの?
それは赤ずきんにプレゼントを買うためさ。
今やお店のナンバーワンに成長した赤ずきん。甘い声で社長さんをうまく転がします。やってる事は赤ずきんのほうがおおかみで肉食です。そして頭の中では貯めた資金をもとに自分のお店を開く計画を巡らせます。今度は経営者として成長していく赤ずきんなのでした。
服の部分にひと通り色がつきました。まだ塗り重ねていきますが、いったん肌を塗ってバランスを見ていこうと思います。腕、顔、胸元あたりを塗っていきます。
明るい肌色をベースにピンク色の色鉛筆で赤みをつけていきます。あとで濃い部分は濃い肌色や茶色なので陰にしていきます。
いきなり濃い色鉛筆で強く塗ってしまうと修正しずらくなるので明るい色鉛筆から塗っていってます。
赤ずきんのその後009
赤ずきんのその後010
肌に色がついたら、顔の目、鼻、口も塗っていきます。薄く塗りながら形のバランスを見ていきます。バランスが取れたら色鉛筆の芯を細く削って細い線で形をはっきりとさせていきましょう。
唇の線、眉毛、二重まぶた、黒目の中、まつ毛このあたりは細かい形状を表現するためにも細い芯で丁寧に描いていきましょう。
平行して、服や肌の色も濃くしていってます。
赤ずきんのその後011
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赤ずきんのその後014
髪の毛も塗っていきます。いろいろカールしていてかわいいのですが形が複雑ですね。金髪にしようかなと思って黄色の色鉛筆で塗りましたが、形がわかりにくいので、黒の色鉛筆で陰を塗って形をわかりやすくしておきます。
赤ずきんのその後015
赤ずきんのその後015
赤ずきんのその後016
茶色の色鉛筆も使って髪を濃くしていきます。ハイライトの部分は塗り残しておきます。一本一本髪の毛の流れにそって塗っていきます。
赤ずきんのその後017
赤ずきんのその後018
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赤ずきんのその後21
赤ずきんのその後022
髪の毛を塗りながら肌や服を濃く塗り重ねてます。紺色の色鉛筆も重ねて色味を増やしています。おおむね色がついたので最後に影を落としておきましょう。
赤ずきんは世間の荒波に揉まれたくましく育っていきます。今や男を食い物にする狼ということで狼の耳をつけた影にしておきました。
赤ずきんのその後023
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赤ずきんのその後025
赤ずきんのその後026
赤ずきんのその後027
完成です。と思いましたがまだ色鉛筆の筆跡が残っていてムラが目立ちます。一通り色鉛筆ぼかし液で筆跡を目立たなくぼかしてそのあとさらに塗り足して見ました。色むらは少しはマシになったでしょうか。
赤ずきんのその後028
スマホで写真を撮って色味を加工してみました。
感想
色のムラをなくして発色よく見える。これがなかなかに難しいですね。管理人のモチベーションにムラがあるからなのか?ムラが少なく目立たなく出来ていることもあれば、今回のような事もあります。クロスハッチングなどのテクニックもありますがどうやら根気が一番の対処法と感じる今日この頃です。また、次回作でお会いしましょう!
それでは。